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競売住宅について学ぼう

よく聞くけれど・・競売住宅って何?

バブルがはじけてからしばらく、競売物件なんていう言葉を耳にする事もあり、競売物件って何?と疑問を持つ方も多かったと思います。
競売物件とは何か特殊な物件なの?と考える人もいますが、「物件」そのものはごく普通の住宅です。
ただ購入の仕方が通常の購入とは違い、競売になるという事に違いがあります。

マンションや一戸建て、土地といった居住用目的の物件以外に、店舗、ビルなどの物件も競売物件です。
マイホームが欲しいと思う人は競売住宅を考える事になります。

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所有者が金銭的な事情から住宅ローンの支払が出来なくなり、債券者が競売申し立てを行い受理されるとその物件は競売住宅となり売りに出されるのです。
住宅ローンが滞った場合、債務整理によって任意売却を行うなどの方法もあります。
でも所有されている方がこれを洗濯しない場合、若しくは任意売却が不調となった場合、競売に移行するのです。

裁判所は競売の広告を行い、一定期間入札を行います。
これによって最高価格を付けた人に物件の購入権利が得られ落札決定です。
つまり競売住宅というのは住宅の売り方が本来と違う物権と理解できると思います。

通常より安く購入できる競売住宅、でも注意点がある

競売物件は通常の販売価格よりも安く売りに出されることが多いので、中古住宅の購入を考えている人なら非常に魅力的な物件です。
ただ注意点がいくつかあるので理解しておく必要もあります。

競売住宅の場合、内部確認が出来ない、つまり内覧が出来ないのです。
裁判所執行官調査によろう物件明細書、現況報告書、さらに評価書という書類から、現在の物件がどういう状態なのかを認識しなければならないのがネックとなります。
室内の写真等は書類に添付されている写真でわかりますが、実際に目で見て確認したいという人が多いのです。

また購入した物件について近隣トラブルありの物件という場合でも、購入された落札者本人が解決しなければならないという事も注意点になります。
こうした「様々なリスクが考えられる」物件だからこそ、競売物件は通常の販売価格よりも、3割、5割程度安いのです。

住宅ローンは利用出来るのか

競売住宅でも、一部金融機関において住宅ローンの取り扱いがあります。
しかし、競売住宅を落札した場合、「売却基準価額」の2割以上の保証金を納めるという決まりがあるのです。
入札後、この費用を即支払う事が必要となるので、この現金だけは必須となります。

仮に、落札後、住宅ローンを組むことが出来なかったという時には、競売についての保証金没収もあるのです。
そのため、競売住宅を購入される場合、慎重に進めていくことがもとめられます。


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