不動産投資は、大きくマンション投資と戸建て投資に分けられます。
マンションであれば、一棟まるごと投資用物件として購入するか、あるいはワンルームだけ区分で購入するかは投資家が選ぶことができます。
ここでは不動産投資の種類としてポピュラーな一棟・区分・戸建ての投資についてまとめました。
一棟投資
マンションやアパート、ビルなど建物一棟全てを使い投資することを、一棟投資といいます。
多くの家賃収入が入ってくるため、投資効率の良い方法です。
また管理する部屋数が多いぶん、いくつか空室があっても収入が途絶えるということがなく空室リスクを分散させやすいのがメリットです。
共有スペースも含めて管理するため、建物全体の修繕・建て替えを自分の判断で進めることができます。
リノベーション・リフォームを行い建物の価値を上げたいと考えた時にも物件の管理者が自身のため動きやすいでしょう。
一棟投資を行う場合、中古マンションを購入し部屋を綺麗にするためリノベーションを行い入居者を募るということも少なくありませんが、工事には費用も時間もかかるため、改修の必要が無い新築一棟マンションを購入し投資を行う人も増えているようです。
区分投資
建物一棟のうち、一部屋あるいは数部屋のみ投資用物件として購入するのが、区分投資です。
一棟購入するよりも資金を抑えられるため、挑戦しやすいでしょう。
また同じ建物ではなく、エリアがそれぞれ異なる区分物件を複数管理することで、災害や火災などのリスクを分散できます。一棟とは違い、一部屋だけなら入居者の流動性が高く、空室になったタイミングで売却しやすいのも区分のメリットでしょう。
ただし、一部屋だけで区分投資を行なった場合、その部屋の住人が退去したと同時に新たな入居者を入れなければ、家賃収入が0になってしまいます。
特に、引っ越しシーズンを大きく逸れて退去した場合、次に引っ越しが増える時期まで数カ月単位で空室になる可能性も少なくありません。
区分投資は始め易いけれど、あくまでもその部屋の敷地のみで投資することになり資産価値が増えにくいということもあるためメリットとデメリットについてしっかり押さえておきましょう。こちらのサイトも参考にされてみてください。
・区分マンション投資のメリットとデメリット徹底ガイド
戸建て投資
一軒屋を購入して賃貸物件として出すことを、戸建て投資といいます。
新築よりも築古の戸建てを購入することがほとんどになりますが、戸建て投資はあまりメジャーなものではなく、投資目的ではない価格設定の物件を購入できます。
そのため、物件選びが良いと「安く購入して高い賃料を得る」という高利回りな不動産投資が可能に。
しかし、入居者を見つけるためにはリフォーム・リノベーションを行なう必要も出てくるでしょう。
その場合、リフォーム費用がかかります。
また区分投資と同じく空室リスクが高いうえに、地域によっては入居者がなかなか見つからずに空室期間が長期化する可能性もあるため、住宅選び・地域選びの両方をよく考えて物件を決める必要があります。